現代住環境でダメージを受ける肌
こんにちはプリニオリーバです。
「第三の脳」と呼ばれ、人間にとって最も重要な器官のひとつである肌が、普通に生活しているだけでボロボロになる恐れがあり、とりわけ『急激な都市化による湿度の低下』が影響していることを前回のフォーラムでご紹介しました。
しかし実は”湿度の低下”だけでなく、”湿度の変化”も肌にダメージを与えることがわかっています。
そして現代の住環境はこの湿度の変化がこれまでの時代に無いほど激しいつくりになっているのです。
皮膚の環境適応が間に合わない
皮膚は環境に適応して自らを変化させる働きを持っています。
しかしこの変化の際、皮膚が外部刺激に対して敏感になるという現象が起こります。
これは、皮膚が環境に適応するために外部に対して必死でアンテナを張ることが原因です。
これだけならば、皮膚が環境に適応してしまえば問題ないのですが、この適応には少なくとも数日から一週間はかかるとされます。
つまり、数時間や半日という時間軸で急激な湿度変化が起こった場合、人間の皮膚は適応が間に合わないのです。
しかし現代の住環境では、湿度は数日どころか数時間で急激に変化します。
現代住環境は皮膚にとって過酷
「高気密・高断熱」住宅はその大きな一因です。
外の気温湿度と中のそれを切り離せるつくりの住宅は、省エネ効果、ヒートショック防止の狙いから広く支持されています。
しかし、外と切り離されている分、エアコンのオンオフや、除湿器加湿器の使用によって、室内の湿度は簡単かつ急激に変化します。
皮膚はこのような湿度変化に常にさらされ、その間ずっと必死でアンテナを張る・・・そして敏感な状態が続き、ダメージを受けてしまうのです。
都市化による湿度の低下、住環境による湿度の急激な変化…
このように肌にとって過酷な環境が揃ってしまっている現代において、肌を理に適った方法でメンテナンスし肌を健全に働く状態に保つお手伝いをしたい、そう願って私たちは日々活動をしています。
コメントを残す