肌にとって現代はどんな環境?
こんにちはプリニオリーバです。
『皮膚の状態次第で考え方、感情にまで影響が及ぶ』
ということが最新の研究で解明され、
『肌 = 第三の脳』と呼ばれだしていることを前回のフォーラムでご紹介しました。
そんな第三の脳である肌は、現代においてどんな環境に置かれているのでしょうか?
先に答えをお伝えすると
『普通に生活しているだけでボロボロになる恐れがある』
のです。
色々な原因があるのですが、今回は”湿度”について見ていきましょう。
肌にとって環境湿度の低下、乾燥が大敵ということは皆さまも納得がいくのではないでしょうか?
「乾燥が激しい冬になったら肌が痒くなるんだよな」
という方もいらっしゃると思いますし、研究でも
湿度が低下することによってアレルギー性の応答が顕著にあらわれたり、
痒みのもとであるヒスタミンが増えたりすることが報告されています。
(出典 : 岩波書店「皮膚は考える」傅田光洋 著 )
しかし、現代はどんどん乾燥が進んでいます。
気象庁HPからデータを抽出。
横軸が年度、縦軸が平均湿度で東京大阪それぞれの傾向を示している。
このグラフを見てわかるように、この数十年で日本の平均湿度は大きく下がっています。
この湿度の低下は急激な都市化によるものと言われます。
木が減り、土が減り、ビルやアスファルトの占める割合が大きくなることによって
水が蓄えられ、適度に放たれる環境ではなくなっていっているのです。
これが、現代が肌にとって
『普通に生活しているだけでボロボロになる恐れがある』環境だという大きな要因になっています。
昔に比べて常に乾燥している生活・・・これが肌にとって良い訳が無いのです。
実はその他にも現代環境が肌に悪影響を及ぼす要因は数多くあり、
次回以降のフォーラムでそれらについても説明をしていきたいと思います。
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