ローマの賢人プリニウスの研究と生き方
私たちのブランド”PLINI OLIVA(プリニオリーバ)”はローマの賢人PLINIVS(プリニウス)とオリーブのラテン語名OLIVA(オリーバ)から命名しています。
なぜ私たちはプリニウスを名に冠しているのか、その理由と想いについて触れたいと思います。
ガイウス・プリニウス・セクンドゥス(23年? – 79年)は古代ローマ時代の賢人です。
首都ローマで騎士としての教育を受け、学問研究に励むかたわら、ゲルマニア遠征に従軍、その後ローマ帝国の属州総督を歴任し、最後は皇帝に直接仕える要職で手腕を発揮するなど軍人、政治家として実績を遺した人物ですが、その名を歴史の中で不動のものにした最大の功績は、古今の歴史・文化・伝統・科学・自然を網羅した大著『博物誌』をあらわしたことです。
この『博物誌』は世界史上初の百科全書、博物学の書物であり、当時のあらゆる知識人の数千冊にも及ぶ書籍、彼がローマ中を巡る過程で得たあらゆる知識が総動員され、ピックアップされた後収録されています。
(もちろんオリーブについても多くの頁を割いて書かれており、その用途・効能への考察の幅広さは現代の比ではありません。私たちの研究もこれにヒントを得たテーマが数多くあります。)
そして、そのカバーする分野の広さ、体系だって整理された知識によって、この博物誌は傑出して貴重な歴史的資料とされ、何世紀にもわたってヨーロッパの知識人必読の書とみなされてきました。
(本邦でも、澁澤龍彦氏をはじめ数多の作家・文化人がその魅力の虜になっており、近年ではヤマザキマリさんととり・みきさんの合作で歴史伝奇漫画”プリニウス”が連載されています)

そんな博物学の祖であり、自然界の歴史を網羅した史上初の書物の著者である賢人プリニウスの名をブランド名に冠した理由は、その『生き方』と『正統に対する憧れ』にあります。
プリニウスは、好奇心というには余りに崇高な、歴史と自然への知識に対する憧れを持って生きました。
“愚者は経験に学び 賢者は歴史に学ぶ”とはドイツの初代宰相ビスマルクの言葉ですが、私たちも、日々移り変わる常識や手法に惑わされず正統を求めるには、歴史に学ぶ他は無い、と考えています。
プリニウスはその憧れを体現し、人生の全てを注ぎ込んで博物誌をあらわしました。
そしてその最期はあのポンペイが火山灰に呑み込まれたヴェスヴィオ山の大噴火に遭遇した際、火山現象を調査したいという熱意と、友人らを救出したいという想いから火山に向かい事故にあったのだと伝えられます。
そこにも私たちは人間としての輝きを見るのです。

私たちは、『博物誌』からオリーブ研究のヒントを得た事実に留まらず、プリニウスの生き方をブランドの憧れとし、
そして、プリニウスの体現する伝統・正統を基盤にしつつ、最初の3文字「プリニ」を取ることで、伝統に則って先端を進みその先へと進化させていく意味を込めています。

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